2018.08.01

成長する思考力GTシリーズ国語に関して

□教材内容
「成長する思考力GTシリーズ国語」は要旨をまとめて書くことができるようになるための技術を身につけるための教材です。そのための導入として設問者が要旨を理解するために必要な設問に対して答えていくというようになっています。しかも、問題文そのものは、一部切り取られた部分でしかありません。これらのことを踏まえれば、これ自体で著者がいいたかったことを理解するというようにはなりません。ですから、ここではあくまでも与えられた文章から設問者が何を尋ねているのかに答えるということなのです。したがって、ここから本が好きになるとか、自分の心の形成を助けるという領域には必ずしもいかないことを前提としなければなりません。そのために上記のような読書習慣を身につけることがなによりも必要になります。読書と並行して要旨をまとめる技術をつけることは、読書そのものをより深いものにしていきます。

成長する思考力GTシリーズ国語「文のしくみ」の構成

*10級~5級までの「文のしくみ」の構成

成長する思考力GTシリーズ国語 10級
第1回〈 「の」「で」「を」などの文字のつかい方を学ぶ 〉―格助詞
第2回〈 「は」「ばかり」「こそ」などのつかいかたを学ぶ 〉―副助詞
第3回〈 「ば」「けれど」「ので」「ながら」などのつかい方を学ぶ 〉―接続助詞
第4回〈 どんなようすかをあらわすことばのつかい方 〉―形容詞
第5回〈 どんなようすかをあらわすことばのつかい方 〉―形容動詞
第6回〈 ようすやていどをあらわすことばのつかい方 〉―副詞
第7回〈 どんなものかをあらわすことばのつかい方 〉―連体詞
第8回〈 音やようすをあらわすことば 〉―副詞
第9回〈 ていねいなことばのつかい方 〉
第10回〈 カタカナをつかうことばを学ぶ 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 9級
第1回〈 つなぎことばの使い方 〉―接続詞・接続助詞
第2回〈 反対の意味のことばを学ぶ 〉
第3回〈 反対のことばの使い方 〉
第4回〈 動作を表すことばの使い方 〉―動詞の活用・音便形
第5回〈 動作を表すことばの使い方 〉―動詞の活用
第6回〈 正しい文の表し方 〉―助詞の使い方
第7回〈 正しい文の表し方 〉―副助詞
第8回〈 正しい文の表し方 〉―いろいろな品詞
第9回〈 どんなを表すことばの使い方 〉―形容動詞の活用
第10回〈 ていねいなことばの使い方 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 8級
第1回〈 あとのことばをくわしく説明することば…修飾語 〉―副詞
第2回〈 あとのことばをくわしく説明することば…修飾語 〉―連体詞
第3回〈 音や様子を表すことば…修飾語 〉―擬音語・擬態語
第4回〈 ていねいな言い方や尊敬する言い方 〉―敬語
第5回〈 カタカナで書くことばを学ぶ 〉―外来語
第6回〈 つなぎことばを学ぶ 〉―接続詞
第7回〈 様子を表すことばの形の変化を学ぶ 〉―形容詞の活用
第8回〈 反対ことばについて学ぶ 〉―対義語
第9回〈 動作を表すことばの変化を学ぶ 〉―動詞の音便形
第10回〈 動作を表すことばの変化を学ぶ 〉―動詞の活用

成長する思考力GTシリーズ国語 7級
第1回〈 二つの文を一つにする 〉―接続助詞・接続詞
第2回〈 二つの文を一つにする 〉―接続助詞・接続詞
第3回〈 つなぎ言葉の使い方 〉―接続助詞・接続詞
第4回〈 つなぎ言葉の使い方 〉―接続助詞・接続詞
第5回〈 言葉の使い方のちがいを学ぶ 〉―接続助詞・副助詞
第6回〈 反対の意味の言葉を学ぶ 〉―対義語
第7回〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―形容動詞
第8回〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―副詞
第9回〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―連体詞
第10回〈 尊敬する言葉の使い方 〉―敬語

成長する思考力GTシリーズ国語 6級
第1回〈接続詞の使い方〉
第2回〈反対の意味の言葉を学ぶ〉
第3回〈反対の意味の言葉を学ぶ〉
第4回〈動詞の変化を学ぶ〉
第5回〈助動詞の使い方〉
第6回〈助動詞の使い方〉
第7回〈助動詞の使い方〉
第8回〈複合語を学ぶ〉
第9回〈一文をいくつかの文に分ける〉
第10回〈尊敬する言葉の使い方〉

成長する思考力GTシリーズ国語 5級
第1回〈同音異義の言葉を学ぶ〉
第2回〈反対の熟語を学ぶ〉
第3回〈類義語を学ぶ〉
第4回〈四字熟語を学ぶ〉
第5回〈四字熟語を学ぶ〉
第6回〈慣用句の使い方〉
第7回〈慣用句の使い方〉
第8回〈慣用句の使い方〉
第9回〈慣用句の使い方〉
第10回〈故事成語を学ぶ〉

成長する思考力GTシリーズ国語「絵を見て」の構成

成長する思考力GTシリーズ国語 10級
第1回〈 絵を見て「きせつ」のことばをそうぞうする 〉
第2回〈 絵を見て「月」の行事をそうぞうする 〉
第3回〈 絵を見て「たてものやしせつ」のことばをそうぞうする 〉
第4回〈 絵を見て、場めんがかわるようすをそうぞうする 〉
第5回〈 絵を見て、どうさをそうぞうする 〉
第6回〈 絵を見て、場めんをそうぞうする 〉
第7回〈 絵を見て、ひとのようすをそうぞうする 〉
第8回〈 絵を見て、かんさつする力をやしなう 〉
第9回〈 絵を見て、場めんがかわるようすを考える 〉
第10回〈 絵を見て、でてくるひとのきもちをそうぞうする 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 9級
第1回〈 絵を見て天気のようすを表す 〉
第2回〈 絵を見て、天気のようすを表す 〉
第3回〈 絵を見て、場面のようすを表す 〉
第4回〈 絵を見て、どんな場面かを表す 〉
第5回〈 絵を見て、どんな場面かを表す 〉
第6回〈 絵を見て、しょくぎょうを考える 〉
第7回〈 絵を見て、場面をせつめいする 〉
第8回〈 絵を見て、気もちをそうぞうする 〉
第9回〈 絵を見て、話のすじ道をせつめいする 〉
第10回〈 絵を見て、話のすじ道をせつめいする 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 8級
第1回〈 絵を見て、場面の変化を学ぶ 〉
第2回〈 絵を見て、気持ちの変化を読みとる 〉
第3回〈 絵と文章のつながりを見つける 〉
第4回〈 絵を見て、文を完成させる 〉
第5回〈 絵を見て、文を完成させる 〉
第6回〈 絵を見て、何をしているかを理解する 〉
第7回〈 絵を見て、文を完成させる 〉
第8回〈 絵を見て、文を完成させる 〉
第9回〈 絵を見て、文を完成させる 〉
第10回〈 絵を見て、文を完成させる 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 7級
第1回〈 絵を見て、「~のような」という言い方を学ぶ 〉
第2回〈 絵を見て、音を表す言葉を学ぶ 〉
第3回〈 絵を見て、様子を表す言葉を学ぶ 〉
第4回〈 絵を見て、会話文をつくる 〉
第5回〈 絵を見て、気持ちの変化を表す 〉
第6回〈 絵を見て、人物の行動を文で表す 〉
第7回〈 絵を見て、場面の説明をする 〉
第8回〈 絵を見て、人物の気持ちを文で表す 〉
第9回〈 絵を見て、物語をつくる 〉
第10回〈 絵を見て、道案内をする文をつくる 〉

成長する思考力GTシリーズ国語 6級
第1回〈絵を見て文をつくる〉
第2回〈絵を見て気持ちを考える〉
第3回〈絵を見て、大昔の人々の様子を説明する〉
第4回〈絵を見て、水の旅を説明する〉
第5回〈絵を見てちがいと共通点を見つける〉
第6回〈絵を見て、気持ちの変化を読みとる〉
第7回〈絵を見て、人物の性格を説明する〉
第8回〈絵を見て、物語を想像する〉
第9回〈絵を見て、物語をつくる〉
第10回〈絵を見て、人物の気持ちを説明する〉

成長する思考力GTシリーズ国語 5級
第1回〈絵を見て、説明文をつくる〉
第2回〈絵を見て、物語を想像する〉
第3回〈絵を見て、慣用句を学ぶ〉
第4回〈絵を見て、慣用句を学ぶ〉
第5回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉
第6回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉
第7回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉
第8回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉
第9回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉
第10回〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉

□学習・指導イメージ

・学習時間
目標とする学習時間は、1ページ10~15分以内です。しかし、子どもたちの読書歴・学習歴によって終了できる時間は様々です。はじめのうちはとくに、子ども1人ひとりのスピードに関心を払う必要があります。それでも、無制限に時間を与えないで、「1ページ15分以内にできるようにしよう」という目標を与えることが大切です。速読は、読解問題を解く力のひとつでもあるからです。
分量についても同様です。はじめのうちは、1ページずつでもよいでしょう。ただ、どこかの段階から、1学習時間(40分~60分)で1回分(1ページ10分の1回4ページ)を目標にさせます。

【重要ポイント】
4ページ以上学習することも個人によっては可能ですが、逆に進みすぎると学習意欲の低下にもつながりますので、その点を十分に気をつけて子どもの様子を観察して下さい。
また、必ず4ページする必要もありません。

・答え合わせ
GTには、解答が別冊でついています。しかし、解答自体は標準的な解答です。絵を見てなどの部分に関しては、標準解答以外の場合もあります。解答と違うからといってすぐに×をつけるのではなく、柔軟に対応・指導していただければと思います。
また、小学校高学年からの子どもに関しては、できるだけ自分で答え合わせをするように指導して下さい。自分で学習したものを自分で確認するという作業は、入試などで必ず必要です。子どもが自分で解答したものを指導される先生方がチェックしていただければと思います。

【重要ポイント】
子どもたちに、自分の答えたものが誤答であった場合など、何をどうまちがえたのか、何を読み取れなかったのかなどに意識を向けさせると、より一層の効果があります。
絵を見てなどは、ちがった観点からのおもしろい解答がでやすいため、子どもたちみんなで意見交換する会をもってもおもしろいと思います。

【重要ポイント】
子どもの進路によってこの教材の目的・位置づけが大きく変わります。中学入試を進路に考えている子どもは遅くとも小学校5年生の3学期までには全級を終了していただくことをオススメします。入試を目的におかない場合でも、5級までを小学校のうちに終了していただき、4~1級を中学生のうちに終了していただくことをオススメします。

□周辺学習による相乗効果を考える

■音読学習
音読練習とはいうまでもなく声を出して文章を読むことです。声を出して読むということは、読む文章の内容と大きな関連をもっています。いいかえれば、その文章の読解ができていないと正しい読みができないということです。簡単な例でいえば、「ばか」という言葉が文章にあるとします。「ばか」には通常2つの意味があります。一種親しみを込めていう場合と、本当に軽蔑していう場合です。このちがいを読み取れていないと、正しく読むことはできません。音読と読解はメダルの表裏の関係にあるといえます。
とくに、小学生低学年には絶好の学習形式といえます。毎日の学習のひとつとして取り入れられることをおすすめします。

■レポート学習
作文という形式がありますが、何か特定のことについて調べてまとめるというレポート記述形式のほうが目的意識が明確になります。
できるだけ具体的なテーマが面白いと思います。たとえば、「学校の図書館での貸し出しの方法について」など。こういった場合だと、<取材>という<学習>も発生します。あまり添削ということにこだわらないで、「誰が」「何を」などが的確にまとめられているかどうかの判断でよいと思います。

■プレゼンテーション学習
レポート学習を提案した理由はここにあります。発表の場をつくるということがねらいです。それも、自分がまとめたレポートをその場で発表させるのです。これは当然集団学習となります。無学年制で行います。当然ながら、上級生からの厳しい質問がでてくるでしょう。逆に、低学年の生徒から基本的な質問が発せられるかも知れません。貴重な体験をここで得られるのではないでしょうか。

■語彙学習
いまの子どもたちは語彙力が絶対的に不足しています。学習形態はいろいろあります。たとえば、漢字検定を目標に学習するのもひとつの方法でしょう。また、塾でその日の新聞の記事から自分がわからない語句の意味を調べさせるのもよいでしょう。記事についてまとめさせると、自ずから未知の語句を調べることにもなります。塾の学習も多様化してきます。生徒だけでなく、塾にとっても相乗効果を発生させるのではないでしょうか。