2018.09.28

求められる「問題解決力」

 ここ数年、求められる力の一つとして「問題解決力」があげられます。簡単に言えば、「問題に対して、自分で考えて行動できる人間」です。言われたことができるのは当たり前です。それを創意工夫して、問題を解決していく力が求められているのです。

○問題解決能力の獲得
 「問題解決能力」は、現在の学校の学習カリキュラムでは習得するには個人差があります。実際問題、学習カリキュラムから離れた友だちとの関係、先生との関係から、そして親と子の関係から子どもたちはそのことを学習しているのが現状です。しかし、顔をつきあわせての“対人”関係が少なくなっている現在、必要とされる「問題解決能力」を習得する機会に恵まれていません。
 そういった中で、どのように子どもたちは「問題解決能力」を身につけていくのでしょうか?そのひとつに「ひとりで考える時間」を子どもたちにもたせることが重要となります。ひとりになると、様々なことをイメージします。友だちのこと、学校のこと、自分の将来のことなど。そして、「こうしよう」「あ~したら失敗だったから、今度はこうしてみよう」と問題に対して解決方法を自分なりにイメージします。そのことの積み重ねが経験となり、社会にでるまでの準備になります。

○普段の学習を転化させる
 普段の学習においても「問題解決能力」は学習できます。その方法としてまず、「覚えるということから理解する」というように、学習に対する意識を変える必要があります。覚えるということは、覚えたものをそのまま出すことしかできません。つまり、漢字を覚える、英単語を覚えるといった学習方法です。しかし、それは早ければ1日で忘れます。大切なのは、その漢字なり、英単語がどのような文脈の中で使われているのかということを理解することです。これは、数学でも同じです。公式を覚えるのではなく、理解しなければ様々な問題に対応できません。理科・社会にしても同じです。部分的なものを覚えることは、テストという枠の中、さらにいえば学校という枠の中でしか通用しません。覚えるのではなく、理解することによって、学習してきた内容を創造的に発展させ、応用、転化できるのです。