2018.10.05

成長する思考力GTシリーズ算数に関して

○成長する思考力GTシリーズ算数の位置

 2020年からの新学習指導要領実施にあたって、求めている学力は「柔軟な発想力」「すじ道もたてて考えられる思考力」「条件などを読みとる分析力」です。算数という科目に置き換えると「ものごとに通底する規則性を発見し解答する能力」「与えられた問題の条件を統合し解答へのすじ道をたてられる能力」「与えられた図形の形を変えたり見えないものを論理的に想起して、ものごとを見ることのできる能力」といえます。
 簡単に言えば「覚える学習」から「考えて表現する学習」がすべての科目学習に求められます。成長する思考力GTシリーズは、20年前に発刊しましたが、「考える学習」を身につけるための教材として学習塾を中心に活用されてきました。ここ数年、こういった「考えて表現する学習」に関して、学校側でも積極的におこなわれ、成長する思考力GTシリーズも学校においても活用され始めています。
 グローバル化が進む中、従来型の「覚える学習」だけでは対応できない現実があります。様々なことを想像、仮説しながら知識を要約し、自分の考えを表現=自己表現することが求められています。この「自己表現」の力を成長する思考力GTシリーズを通して、小学校の段階から基礎を身につけることによって、子供たちは自分の未来を切り拓くことができると確信しています。

○他の算数教材との違い

 成長する思考力GTシリーズは、進級式のため個々の学力に応じてはじめることができるということが他の教材との違いのひとつです。そして、もっとも違うのは成長する思考力GTシリーズ全般に言えることなのですが、とりわけ成長する思考力GTシリーズ算数は「考え」「解答にいたるすじ筋を明らかにする」ことを目的とします。したがって、学習時にいかに集中していたかのみが「学習成果」と位置づけています。そのため、従来型の教材と違い反復練習や公式暗記などはありません。

○学習成果に関して

 成長する思考力GTシリーズ算数は、発刊から20年が経過しています。その間、様々な指導者の声、学習者の声を聞くことができました。そのことによって、成長する思考力GTシリーズ算数にむいている子どもとむいていない子どもがいることがわかりました。例えば、スポーツに置き換えると短距離は得意だけど長距離は苦手、長距離は得意だけど短距離は苦手というようにです。成長する思考力GTシリーズは、どちらかというとスピードを求めて反復力を高める教材ではありません。じっっくり、考えて思考力を高める教材です。ドリル練習を得意とした子どもにとっては、じっくり考えることは難しいです。しかし、考える時間を少しずつでも伸ばすことによって、苦手意識は変わっていきます。そのため、小学校の低学年から考える学習に取り組むことによって、その意識は高学年になったとき、中学生、高校生、そして社会人になったときに大きな差となります。
 今、目の前の学習効果を上げることも大切ですが、2、3年、10年後を考えたとき「考える学習」を経験して身につけることが大切なのです。

 成長する思考力GTシリーズ算数を通して、「考える学習」を習慣化させ、表現力を育てる基礎を身につけることを願います。