2020.05.20

算数計算学習から見えてくる「知(学習知)」

読解力

 学校休校期間中、小学生低学年の多くの子どもたちは算数計算の宿題を課せられたと思います。問題をノートに書き写して、同じ問題を繰り返す。計算問題が大好きという子どもにとっては、苦ではないかもしれませんが、同じ内容を繰り返すことの意味を理解できないまま、算数=計算という反復練習に関して、嫌気をさした子どもたちも数多くいます。
 計算が好きな子供に聞くと「計算を早くできることが単純で気持ちいい」。条件反射的に短時間で計算問題を解くことに意欲を感じていることが理解できます。この子供の言葉は、計算学習の理想を意味している言葉でもあります。「正しく、速く、正確に」。
 計算は、社会、生活、ありとあらゆる場面で必要な大切な学力です。しかし、計算とは数字に意味をもたせることによって、はじめて必要性や価値を見出せます。数字に意味をもたせずに数字という範囲で計算問題を繰り返すことに意味はないと感じます。計算は、算数学習の中のひとつのツールにしかすぎません。しかし、小学校の低学年の子供の多くは、算数=計算と思っている子供が多いのが現実です。

 

全国学力テスト

 5月20日以降、地域によって学校は再開され始めています。今までとは違った学校教育が進められる中、必要な学習を精査していかなければいけません。従来の受け身の学習では、今後必要な「知(学習知)」を身につけていくことは不可能です。
 私は成長する思考力GTシリーズ国語、算数を10級から5級を小学生のうちに学習できれば、中学、高校、大学、社会人への下準備である「基礎学習」の下地はできていると考えます。4級わから1級の問題を解くことができれば「応用学習」の下地ができたと考えます。成長する思考力GTシリーズは、発刊して20年以上たちますが、成長する思考力GTシリーズレベルを学習してきた子どもとそうでない子どもの進路先が違うという言葉を現場の先生からよくお聞きします。京大、東大に行く、上場企業に勤めたという声も聞きますが、私はそれが求める進路=生き方ではないと思っています。大切なのは、自分が夢や目標をもった時に思考、行動できる「知(学習知)」を身につけているかが進路=生き方につながっていると思います。

 

成長する思考力GTシリーズ算数9級

 

 私自身、小学校、中学校の時に成長する思考力GTシリーズはありませんでした。学林舎の創業者である亡くなった父が制作した「数学単元別テキスト」「数学到達度テスト集」のみでした。この教材をすることによって、中学数学のパターン的な学習を理解し、応用することによって、数学は得意科目でした。しかし、高校に入り、パターン的な学習が活用できないことから、高校では数学嫌いになりました。その理由は明確です。「思考学習」をしてこなかったからです。その思いから「成長する思考力GTシリーズ」が誕生しました。成長する思考力GTシリーズを小学生のうちに学習通過することによって、「思考学習の基盤」を手に入れていただければと思います。(文/学林舎 北岡)