2020.06.05

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

 

 普段、子どもたちが常々数字を見て思っていることです。それは、「なんで、こんな計算しなければいけないの」「どうして、こんなに数字が並んでいるの」と思っているはずです。
 では、数字とは一体なぜ存在するのでしょうか?

 

数字から何を学ぶか?

 数字というと、「計算」というイメージが子どもたちにはあるはず。でも、数字は何も計算だけじゃありません。もっと、身近に存在します。それは、ものを買うときに必ず見る「値段」。つまり、数字は私たち人間が生活していく上で、いつもつきまとっているものとなっています。
 この数字から規則性を発見し、分析したり、推察したりすることによって、新たな世界を創り出すのが、子どもたちが学習している算数・数学なのです。私たちの身のまわりには、考えるための数字がちりばめられています。身近な例でいえば、モノを買うときの「定価〇〇〇円、割引き30%」という表現から私たちは安いと思い、いくら得したかと考えます。そして、買うか買わないかを決めたりもします。私たちは数字で動かされているといってもよいくらいです。

 

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

 

 では、この数字、一体誰が、どうしてつくったのかを子どもと一緒に考えてみましょう。

 

数字がなかったら?

 もし、この数字がなかったら、私たちはどうするでしょうか?
 大昔、まだ人間が数字を知らなかったころのことです。ひつじをたくさん飼っていた少年は、ひつじをさくの中に入れるたびに、小石を1つならべます。そして、ひつじをさくからだすときは小石を1つとりだします。こうして、ひつじがさくの中に全部もどってきたかを、たしかめたのです。数字がなくても昔の人は、頭を使っていたことがこのことで分かります。

 

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

 

 

数字・計算の発明

 数字がなければ、ないなりに考えて生活していたけど、生活が進歩するにつれ、相手に数を伝えたり記憶したり、数えきれないものがあることから、数字が発明されました。さらにその数字を使って計算するという、すばらしい発明をしてくれたのがインドの人々です。
 インドの人々が発明した数字。それは、現在使われている、1,2,3,4,5,6,・・・10などの「算用数字」といわれています。算用数字のすぐれた点は何といっても位が変わっても別の数字を使わなくてもいいということです。例えば、ローマ数字を見てみましょう。

 1=Ⅰ 2=Ⅱ・・・10=Ⅹ、100=C

 上の数字を見比べても分かるように位によって表示する数字が変わってくるというめんどくさい表示のしかたです。それに対して算用数字は、数字は0~9までの10個だけです。これを位によって並びかえるだけで表示できるからシンプルで使いやすいです。

 

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

 

 

 そして、位を形成する中でもっとも重要なのが、「0」という数字です。0がなかったら、「304」という数字などはとうてい表せないです。0は「悪魔の数字」ともいわれ、目に見えないものを表すもっとも数学的な意味をもっています。この0について、この機会に子どもたちと一緒に調べてみましょう。

 

数字から何が見えてくるか子どもと一緒に考えてみよう

 

 このように数字や計算ができたのも、人間の社会生活を向上させるためです。そして、さらに人間は数字からいろいろな規則性を発見し、「定理」や「公式」をつくってきたのです。(文/学林舎編集部)