2020.06.08

子どもにあった学習方法、学習の仕方を考えてみる

要約力を身につける

 

 学習方法、学習の仕方について考えてみましょう。一般的な学習方法は、先生や教科書、教材などから「解き方」を習って、「同じように解いて」というやり方が多いのではないでしょうか。この学習方法とちがう方法を考えてみましょう。例えば、問題と解き方と解答があるします。その解き方を自分なりに「解説」してみます。なぜそのような「解き方になるか」などを考えてみます。また、同じ解き方をする問題を自分でつくってみましょう。

要約力を身につける

 次に先生に教えてもらわないで、自分で解き方を見つけて答えてみましょう。わからないところなどは、辞書や参考書、教材を使って学習してみましょう。類題を自分で選び、わかっているかを調べます。子どもが中学3年生なら、2年生に「1次関数とは何か」を説明できること(文章化)を考えてみましょう。子どもが中学1年生なら小学生に「3x-x」の答えがなぜ3でないのかを説明できるようにしてみましょう。

自己主張と表現力の違い

 次に自分の「苦手な科目学習」を徹底的に追及してみます。数学が苦手だという子どもには、その理由を追及させてみましょう。なぜ苦手になったのでしょうか? その理由はどんな理由でしょうか? 方程式の問題が苦手という人は、その理由を徹底的に追及します。「追求」は、自分自身に厳しくできるかがポイントです。「責任は、すべて自分にある」と考えることができるかにあります。例え、「先生」の授業がわからなかったとしても、自分に責任があると考えることが重要です。「教えてもらう」という受け身の学習姿勢に問題があったかもしれません。自分のことを本当に考えられるのは、自分自身をおいてほかにはありません。
 ここで、もう一度今まで築き上げた「学習方法」を白紙にもどし、新しい「学習方法」を子どもと一緒に創り出す必要があります。
子どもの「学習方法」を見直し、子どもの思考レベルを一歩でも、半歩でも前進させることによって、次につながっていきます。(文/学林舎編集部)