2020.10.13

読んで考えさせる数学教材

数学単元別 正負の数

 数学単元別は、学林舎教材の根幹をなすものです。制作者の職人的こだわりと子どもへの情熱にあふれた教材です。そして、教科書を超えた教科書といわれるほど皆様方から評価を得ています。
 この数学単元別テキストは、もともと個別指導用の授業教材としてスタートしましたが、使われた先生方の多くが〈予習宿題〉へ転用することによって大きな成果をあげられたことから、その後編集スタイルを予習用に変え、飛躍的な伸びを示したという経緯をもっています。その成果とは、学習現場の数学レベルを底上げしたという点です。しかも、先行学習の効果で指導効率も高めることができたという点です。

画像/数学単元別 多項式

 テキスト本体は、それぞれ3~4のパートで構成されています。家庭学習として使用する場合は、1パート部分を学習の目安とし平均15ページの1パート分を、導入説明を読み進みながら問いを解き、自分で答え合わせまでおこないます(答えは問題の次のページに詳しい途中式とともに配してあります)。
 理解度チェックは、別冊となったテスト集(=テスト&ドリル)でおこないます。
 このテスト集は、パートごとに配された「まとめテスト」「復習ドリル」と、巻末の「単元別テキスト」で構成されています。毎週の学習は「まとめテスト」でチェックします。
 このテキストの特性を生かして、中学3年生の子どもに中2の単元別を復習させたり、自学学習できる子どもにはは、学校の進度とは無関係に、どんどん先の単元に進ませたりすること(無学年制対応)も可能です。
 小学6年生の子どもが中学への準備のために数学単元別を学習するケースもあります。
 教育が多様化するなか、昨今求められている子どもひとりひとりへの個別対応ができるという点が、この教材の最大の強みといえます。(文/学林舎編集部)