国語力を上げるには「読解」「要約」「表現」、3つの学習が必要です。そして、様々なジャンルの文章を読むことによって、読むリズムを体験し、経験化しなければ国語力は向上しません。では、どのような学習をすれば国語力が向上するのでしょうか？

　そのためには、年齢に応じた国語力があるかどうかを分析しなければいけません。分析するにあたって、国語の教科書はもっとも適している学習素材のひとつです。例えば、小学校3年生で、小学校1、2年生の教科書内容を読解できなければ、基礎から見直す必要があります。逆に3年生で4年生の教科書内容が読解できるのであれば、3年生の内容では物足りないと判断できます。学林舎の成長する思考力ＧＴ国語シリーズは、小学校低学年に関しては、10・9級いずれか（１～2年生内容）から学習することを推奨しています。3年生がＧＴ国語10級を学習をして、書き間違えや問題文を理解できない場合は、基礎学習を見直す必要があります。見直す上で、ポイントなのは間違った理由です。
　間違った理由を自分で自覚できていない場合は、何が理解できていないのかを明確にする必要があります。明確にすることをしていないとあとで、必ずツケがまわってきます。
できないことは、なぜできないのかを子ども自身が理解し、どうしたらできるようになるのかを思考する学習習慣を身につけなければ国語力のみならず、他の科目学習においても向上することは困難になります。