2021.06.30

夏休みの自由研究を考える

学習方法

 

 今日で6月も終わり、明日から7月です。そして、20日後には子どもたちにとって、夏休みがはじまります。
 小学校の子どもたちにとっても、親御さんにとっても夏休みの課題のひとつが自由研究です。

 自由研究は、その名の通り「自分の興味のあることに対して、自由に研究し学習すること」です。自由研究は、通常の科目学習と違い、子どもの「学習知」を大きく飛躍するきっかけになるものです。実際に、小学校で生物の自由研究をした子どもが、生物に興味関心をもち、生物部のある中学校、高校に進学したケースも多くあります。また、運動系の子どもたちにとって、普段、自分が熱心に取り組んでいるスポーツ、例えば、野球の技術的なこと(どうやったら速い球を投げれるのか?)などを自由研究することによって、取り組んでいるスポーツにいい影響をもたらすこともすくなくありません。

 この機会に自由研究について、考えてみましょう。

掛け声のスポーツインテグリティ

 

調べる・考えるの視点から学ぼう

-テーマを決めよう-

まず、自由研究をする前に目的と目標・計画を立ててみよう。

① どのような目的・理由で自由研究をするのかを考えてみよう。

例)夏休みの宿題で、「自分が取り組んでいる野球」を題材に自由研究を行う。

② テーマが決まったら何をどこで、どのようにするかを計画し、実行してみよう。

例)野球についての様々な本を読んで参考に、何を研究したいのかをノートにまとめてみよう。まとめたノートを参考に必要なものをそろえ、例えば、自分のポジションは投手なので、速い球をどういうふうにしたら投げれるのかを考えてみることにする。

 

③ テーマを実行する段階において、計画通りに進んでいるかを細かくチェックしてみよう。チェック内容をノートに書いて、修正部分などがある場合は、修正を行いながら実行してみよう。

例)早い球を投げることを実践してみて、以下のような注意するべき点が見つかった。

〇注意事項

その1 球の握り方、投げる角度について。*これを具体的に文章化していきます。

その2 足のあげ方、踏み込み方について。*これを具体的に文章化していきます。

 

 以上のように、テーマを決めて、実際にこの夏休みに自由研究をしてみましょう。