2021.07.02

科目別に学習目標を考えてみる

 いま、子どもたちが学校でおこなっている科目学習は、子どもたちが将来、自分の目標や夢を実現するための基礎基盤のひとつです。ただ、子どもたちにとって、科目学習の意味を理解しないまま学習しているケースも少なくありません。子どもたちの多くは「覚える」「覚えた」が科目学習の意味だと考えています。そうではないということを子どもたちも含め、指導する側の大人も意識しなければ、この課題を超えていくことはむずかしいです。

 とはいっても、学習現場の中心である学校の評価は「覚える」「覚えた」が中心です。最近でこそ「表現力」を評価基準の対象にしていますが、まだまだ評価自体が確立されていない現実があります。そういった中で、どういった視点で科目学習について意識したらいいのか?目標例をあげてみたいと思います。

 

思考力ひらめき

 

〇算数・数学の目標例 「計算の途中式を必ず書く」
途中式には、自分の考えたことが表現されています。間違えた場合にも、どの部分をどうしたから間違えたなど自分の弱点をはっきり見ることができます。

〇英語の目標例 「予習をする」
語学を学習するにあたって、その文章をあらかじめ自分で学習し理解しているかしていないかで、大きくその効果は変わってきます。学びの時間を最大限有効に使うためにも、予習でわからないなりにも、ふれていることによって学習効果が倍増します。

〇国語の目標例 「読解・記述をする」
この母国語である国語=日本語をレベルアップさせるためには、数多くの文章を読み、理解したことをまとめ文章化していくことです。日本語のレベルが上がれば、他の科目にもその効果は必ずあらわれます。

〇社会の目標例 「テーマから関連づけていく」
どうしても、暗記という範囲から逸脱できないこの科目を効果的に学習する方法として、テーマ別に関連づけて自分だけの調査ノートを作ってみましょう。例えば、関ヶ原の戦いをテーマに、登場してくる人物や、何故この戦いが起こったのかを調べて見ましょう。このような学習によって、物事を分析する力の基礎ができます。

〇理科の目標例 「図のある問題を集中してやる」
理科の問題の多くは、実験図や表などが中心です。図表を見て、あたえられた条件を分析したり、推察したりして、設問に答えていくことによって基礎力を身につけることができます。

 科目別の学習に課題を子どもと共に考え発見することによって、科目学習の意識は変わっていくのではないでしょうか。(文/学林舎 北岡)